version 0.4.0
April 17, 2018
Takaaki AOKI (aoki.takaaki.6v@kyoto-u.ac.jp)
SRIM (http://www.srim.org/) は高速粒子の飛跡並びに照射効果のシミュレーションソフトウェアとして最も有名なものです. SRIM には TIN.exe というパラメータセットアップの為のGUIプログラムが有りますが, このプログラムは, 日本語, 中国語, 等々のマルチバイト環境でのwindows上では正しく動作しないことがあります. SUZU (tin==錫)は TIN.exe と同等の機能を提供し, これらのWindows (そして他のOSプラットホーム)上で動作することを目指しています.
Windowsでは2通りのインストール方法があります. また後者は unix や mac にも適用出来ます.
http://sakura.nucleng.kyoto-u.ac.jp/~aoki/suzu/dist より suzu-(version)-win32.exe, または suzu-(version)-win-amd64.exe をダウンロードし, これらを実行します. 実行ファイルは c:\Program Files\suzu といったフォルダに展開され, またスタートメニューにエントリが追加されます.
1.でセットアップしたフォルダ内の suzu.exe をダブルクリック, 実行します.
もう一つの方法は suzu を python のライブラリとしてインストールする方法です.
バージョン0.1.0以降の suzu は python 3.3.5 (またはそれ以上) で動作します. http://www.python.org/ からpython 本体を入手インストールしてください.
PyPI (https://pypi.org/project/suzu/) に公開されているパッケージを pip によりインストールします.
pip install suzu
コマンドラインより
suzu
とタイプします.
あるいは, suzu の実行ファイルを見つけ(例えば. C:\Python33\Script\suzu.exe に見つかります.), これを実行します.
ソースコードは https://github.com/takaakiaoki/suzu で公開しています.
git (https://git-scm.com/) で管理しているので, 最新のソースコードが必要な場合,
git clone https://github.com/takaakiaoki/suzu.git
または
git clone git@github.com/takaakiaoki/suzu.git
で取得出来ます(あるいはご自身のレポジトリにForkしてください).
通常, 必要なパラメータを入力, 選択し [Save (& Run Trim)] ボタンを押します.
この時, ファイル名を 'TRIM.in' という名称とし, かつ TRIM.exe が存在する (== SRIM がセットアップされた)フォルダに保存した場合, ファイルの保存に引き続き, TRIM.exe によるシミュレーションを実施してよいかの確認ダイアログが表示されます.
現行バージョン suzu では, 標準的なTRIM.exe への入力ファイル (TRIM.in) を読むことはできません. その代わり, suzu は上記の[Save (&Run Trim)] ボタンを押したときに, TRIM.in に加えて TRIM.in.json というファイルを保存します. [Load .json] ボタンはこの .json データを選択, ロードします.
[Validate] ボタンを押すと入力された内容のテストを行います. 問題が有れば, ダイアログを表示するとともに, 該当箇所を赤色で表示します. この操作は [Save (&Run Trim)] ボタンを押した際にも自動的に実施されます.
Note
値の検査は自動的には実施されません. ユーザーは必要に応じて自発的に [Validate] ボタンにより, 変更されたパラメータの内容を確認する 必要があります.
[Compount DB] ボタンは "target layer" の枠内にあります. このボタンを押すと, SRIM で提供されている材料データベースにアクセスできます.
データベースの表示画面では, 最初にデータベースファイルを指定します. At database dialog, indicate the path to compound.dat (usually, [SRIM INSTALL PATH]/DATA/Compound.dat). You may construct your own database.
[Set Example] [Dump to Console] [Clear] buttons still remains for debugging.
Detail information especially for developers are found in dummy_tin/doc/* (python script package).
The author is pleased to here bug & issue reports and suggest & request for the software.